精密な歯型を取る

当院では開院当初から歯型を2回は取るようにしております。また、噛み合わせはシリコンというゴムを使用しております。理由としては失敗しても良いからという訳ではありません。

所で、歯型からどのような工程で銀歯になるかご存知でしょうか?

歯型を取る→石膏を歯型に注入→技工士さんが蝋で銀歯の原型を作る→鋳造→研磨・完成

かなり多くの工程があるとお気づきでしょうか?どのように頑張ってもやはり誤差は出てしまうものです。以前測定した誤差の平均は約100um(0.1mm)です。口の中でこの誤差はかなり大きいので2つの歯型を使用しこの誤差を極力小さくするためのものです。

技工士さんの腕にもよることも多いと思いますが、しかしながら歯科医師サイドでも依存するのではなくお互い切磋琢磨し良いものを作り上げられると技工士さんも我々も患者さんも三方良いことずくめで最高ではないでしょうか?

当院では時間がかかりますがお口の中は世界中のどこよりも過酷な環境ですので長持ちするものを提供できればと思っております。

 

 

 

 

 

2018年08月20日