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インプラント
インプラント治療は基本的に当院では行っておりません。しかしながらインプラント治療がダメという訳ではなく本当に必要な方だけを治療をした方が良いというスタンスです。
ですのでインプラントが必要な方はこちらから説明を行い紹介等をしております。もちろん利益相反行為などは以ての外だと思っておりますのでご自身で医院を探すことも良いと思っております。
テレビなどでインプラントは歯医者の金儲けの手段と放送されて以来ネガティブなイメージが強くなっていますが使い方によっては非常に良い治療なので勿体ないと思います。ただ、一般の方が自分がインプラントに向いているかはわからないのでそういう方はインプラント治療を標榜していない歯科医院でご相談されてみては如何でしょうか?
白い詰め物
保険でもできる白い詰め物は色々な種類があるのをご存知でしょうか?
メーカーもその種類も様々でまたシェードといって明度,彩度が違う色が様々あります。
当院では保険でも出来るだけ色が合うように多数の種類を持ち処置を行っております。なぜそこまでするのと聞かれることが良くありますが自分自身が気になるからです。色が合わせられるのにやらないのは自分自身で納得できないので好きでやっているだけです。勿論、保険の材料ですので制約があるので色が合わない方もいらっしゃいますし後々色が変わってきてしまうこともあります。それでも気になる方はそれ以外の方法を考えられればいいと思います。
当院で使用している白い詰め物の材料の一部を撮影しました。これは一番使用頻度が高いものだけ集めています。
論文は真実か?
最近、エビデンス(根拠、証拠)はとよく聞かれるようになりました。皆さん大体において日本語にしろ海外にしろ論文をベースに話をされています。そうすると皆さんじゃあ大丈夫ですねと終わりになってしまいます。
論文ははっきり言うと一面の事実を伝えていますがすべての真実を伝えているものだけではありません。
なにせ、わかっていないものを発表するものですからそれは研究者では当たり前なのですがここが一般の方が誤解してしまうところです。
端的に言うと論文は影絵を見ているようなものです円錐を例えてみましょう。皆さんは観客としてみると丸であったり三角であったりその他色々な形が見えます、ではどれが本当かというとすべて本当なのです。2次元の影絵をみて3次元の円錐が全体像として把握していくということなのでなかなた難しいのではないかと思います。
TVなどで放送が良くされていますが詳しくはかかりつけの医院で聞いてみては如何でしょうか?意外と面白い発見ができるかもしれませんよ。
噛み合わせ
噛み合わせが悪いと聞くと見栄えが悪いと思われがちです。しかし、歯科医師サイドからすると噛み合わせが悪いというのは機能的問題を多分にはらんでおります。
噛み合わせが悪いと歯が長持ちしない(歯が割れる、折れる)、歯周病になったときにドミノ倒しのように次々と歯がなくなってしまうなどあまりに悪い状態ですと手が付けられない場合もあります。
そうなる前に痛みなど症状が出る前に早めに処置をお勧めいたします。
着色?虫歯?
よく質問されることがあります
「他院で虫歯と言われたのが違う医院であると着色であると言われどちらが正しいのでしょうか?」と
結論から申し上げますと、どちらも間違ってはいないということです。
着色があるということは色素が着いているので当然細菌の侵入が疑われます。ここで考え方として菌が入っているので早めに処置をするのか、もしくは経過を観察していくかドクターの見解の違いによると思われます。
当院では口腔内の状態等でご相談の上処置方針を決めております。
説明が難解な場合もありますのでそこでボタンの掛け違いが出てしまうことはよくあります。気になる方はまずはかかりつけの先生とよくご相談されることをお勧め致します。
機械II
歯周病治療とは
歯周病治療は一番わかりやすく言うと側溝のドブさらいと同じです。
側溝の底には汚れがへばりつき、また汚泥が溜まり臭いを放ちさらにそれを放置すると虫が湧くといった感じです。
それと同じようなことが歯茎の中でも起きています。
そのままでは汚れ(歯垢、プラーク)がたまりそのご歯石となって歯にへばりつきます。
そうすると溜まった細菌が硫化水素を発生させ、また歯茎から膿が出てきます。
これが歯周病からくる口臭の原因です。
自分の臭いは気づきずらいものでさらにそれが放置されると細菌や汚れが血管の中に侵入し合併症を引き起こすことが知られています。たかが歯周病されど歯周病といったところでしょうか。
矯正を勧める理由
最近お子さんの顎が小さいせいか矯正治療が必要な方が多くなっています。
一般的に矯正をするのは見栄えの向上、所謂整形のように思われることが多く残念です。
当院では矯正治療は全くしておりませんが将来のことを考えると多少高額になったとしても早めに処置を受けられることをお勧めいたします。
歯並びが悪いとまずブラッシングがうまくいきませんので虫歯、歯周病、かみ合わせからくると思われる偏頭痛。その他色々な治療が必要になってきます。また、長期的にみると虫歯などの費用もバカになりませんし時間も多く取られます。
特に3級咬合、一般的に受け口と言われている噛み合わせは最近の調査で80歳20本の方が日本には存在しないとの衝撃の結果をもたらしました。これはどんな治療を行ってもかみ合わせを改善しなければ確実に歯を失ってしまう事を意味しており歯を長持ちさせるには矯正が不可欠なことも多いと思います
お口が開けづらくないですか?
口を開けづらく歯磨きもままならない人や口を長時間開けられない人が増えてきています。
そんな時にはストレッチをすると良い思います
顎関節症の一種と思われますがそうゆう場合は人差し指を奥歯に置き出来るだけ大きく口を開けて30秒を3回位を日に2~3回していただくと2~4週間ほどで効果が出てくることが多いです。
但し、顎の骨もしくは軟骨に異常がある方が上記のことを行うと逆に症状が悪化する場合がありますのでまずはかかりつけの歯科医院の先生にご相談ください。
初診時
初診時は痛みがひどい場合を除きまず治療の計画を行います。今不都合があるところと関係ないと思われるでしょうが全体的なバランスがあるので現状のご説明とご希望を考慮し治療を行っていきます。
院内の機械

何だと思いますか?
同業者の歯科医師でもわかる方はほとんどいないと思われます。
正解はタービン、コントラ(歯を削る機械)および超音波スケーラー(歯石を取る機械)のチェックする道具です。
ようやく最近、歯科の機器の滅菌をするようになった医院の割合が増えてきているようです。
勿論、当院は医療機関では当たり前と思っておりましたので(敢えてホームページ等広告のようなことは致しませんでしたが)開業当初より機器の滅菌をしております。
滅菌を行うと内部の機械が消耗するため回転数などが落ちてしまい治療の時間と質も落ちます。
このような事が起こらないように定期的に機器の計測を行い少しでも悪いところがあればパーツ交換などを行い機械が最良の状態を維持しております。
歯周病治療に関して
なぜ定期的に歯石を取らなければならないかというと細菌は約3か月で、元の状態(細菌数)に戻ってしまうためです
その後は汚れが歯肉の中に入り静かに歯周病を進行させていきます。
歯周病はお口の中の汚れが原因で起こります。治療に関しては歯石および歯肉の中の汚れを取ることが必要です。
SC(スケーリング)といって歯石を取り除く治療が一般的です。
しかしSRP (ルートプレーニング)と言って一般的に麻酔を行い歯茎の中の汚れを取り除く治療が必要な場合もあります。長い間お掃除をされていなかった方がこの処置を行うことが多いです。
それでも汚れが取り切れない方はオペを行い改善を図ります。
いずれの治療も目的は汚れを取り除くことです。大事になる前に早めのお掃除をお勧めいたします
プラーク チェックには
精密な型を取るⅡ
精密な歯型を取る
当院では開院当初から歯型を2回は取るようにしております。また、噛み合わせはシリコンというゴムを使用しております。理由としては失敗しても良いからという訳ではありません。
所で、歯型からどのような工程で銀歯になるかご存知でしょうか?
歯型を取る→石膏を歯型に注入→技工士さんが蝋で銀歯の原型を作る→鋳造→研磨・完成
かなり多くの工程があるとお気づきでしょうか?どのように頑張ってもやはり誤差は出てしまうものです。以前測定した誤差の平均は約100um(0.1mm)です。口の中でこの誤差はかなり大きいので2つの歯型を使用しこの誤差を極力小さくするためのものです。
技工士さんの腕にもよることも多いと思いますが、しかしながら歯科医師サイドでも依存するのではなくお互い切磋琢磨し良いものを作り上げられると技工士さんも我々も患者さんも三方良いことずくめで最高ではないでしょうか?
当院では時間がかかりますがお口の中は世界中のどこよりも過酷な環境ですので長持ちするものを提供できればと思っております。
口呼吸
お子さんで多いのが口呼吸。一般的には鼻呼吸ですが鼻炎などから鼻閉が始まり口呼吸の癖がついてしますようです。
問題点としてはまず風邪などにかかりやすいことです。第二に前歯の部分的な口腔乾燥を引き起こし虫歯もしくは歯肉炎を引き起こすことです。それ以外には口の周りの筋肉が弱くなることによる上顎前突(一般的な出っ歯)になることも特徴として挙げられます。
発見方法としては前歯の歯茎が赤くなっている、前歯だけ汚れの着き方が多いなどご家庭でも簡単に見分けがつきますので気になる方はご参考までに。
歯医者
数年前、プレジデントという本の記事でもこんな感じの内容のものを見ました。確かに、そう思いますね。自分も、虫歯で治療した歯が3本ありますが、きちんと歯磨きをして、虫歯ゼロにしておけば良かったと、ほんと思います。https://news.infoseek.co.jp/article/mynavi_1794149
親知らず
第3大臼歯、智歯とも言い語源は大体20歳前後で生えてくるので子供の時のように見ることはないのでと言われている。縄文時代などの昔には機能していた歯ではあるが現代人の顎が小さくなったためうまく生えてくることが難しく炎症の原因にもなっている。
この親知らずを放置すると歯茎の腫れ、痛み、歯並びが悪くなるなどあまり良いことはありません。特に、親知らずによって歯並びが悪くなった場合、抜歯を行っても歯並びは元に戻りません。ちょうど生えてくる時が一番忙しい時期なのでそのまま放置しがちになりますが夏休みを使って歯を悪くする前に抜いた方が良いかもしれません。
この夏多い症状
この夏は、猛暑の為口の中が荒れている方が多いです。これについて関係ないと思われる方が多いようです。
意外にも唾液の原料は血液です。よって体内の水分不足から血液もドロドロになり唾液もネバネバしたものになります
こうなると口の中がべたつくことにより食べかす、細菌が唾液で流れなくなり口臭、虫歯、歯周病(歯槽膿漏)が多くなりますので出来るだけ多めのお水を飲まれることをお勧めいたします。